「いつか自分の事業を持ちたい」。そう思ったとき、最初に取りかかりたいのは、手続きではありません。事業を一行で言う言葉を整えることです。
決めておきたい言葉は三つあります。
一つ目は「誰のための事業か」。年齢や職業ではなく、「どんな困りごとを抱えた人か」で書きます。「忙しくて自分の健康を後回しにしている三十代」のように。
二つ目は「何を約束するか」。提供するサービスの名前ではなく、その人に起きる変化を書きます。「週に一度、体を整える時間を持てるようになる」。
三つ目は「なぜ自分がやるのか」。経歴でも、経験でも、悔しかった出来事でも構いません。ここが本人の言葉で語れると、お客様にも、金融機関にも、まっすぐ伝わります。
この三つがそろうと、屋号も、ロゴも、サイトの最初の一行も、自然に決まっていきます。事業計画書も書きやすくなり、創業融資の面談でも話がぶれません。
創業支援では、この言葉づくりから一緒に始めます。紙一枚で構いません。その一枚が、設立後のすべての判断の土台になります。



