「そろそろロゴをちゃんと作りたい」。ご相談のきっかけとして、いちばん多い言葉です。ただ、打ち合わせでロゴの話から始めることは、ほとんどありません。
最初に決めるのは「誰に、どう思われたいか」。たとえば同じ整体院でも、「忙しい働き盛りの人に、頼れる専門家だと思われたい」のと、「子育て中のお母さんに、安心して通える場所だと思われたい」のとでは、似合う色も、言葉づかいも、写真の雰囲気もまったく違います。
ここが一行で言えるようになると、制作の判断が速くなります。デザイン案を前にして「なんとなく好き・嫌い」ではなく、「この人にこう思われたいなら、こちら」と選べるからです。ロゴ、名刺、サイト、SNS。すべての判断の物差しになります。
実際の進め方は、難しくありません。
・お客様の中で「いちばん感謝された」方を一人思い浮かべる
・その方に、自分の仕事をどう説明してほしいかを書き出す
・出てきた言葉から、譲れないものを三つに絞る
これだけで、ブランドの芯ができます。私たちはこの作業を「言語化」と呼び、どの案件でも必ず最初に時間をかけています。ロゴは、その言葉を目に見える形にしたもの。順番を間違えなければ、長く使える一つが生まれます。



