生成 AI を仕事で使うとき、いちばん多い不安は「入力した内容が外に漏れないか」です。この不安は正しく、ルールを決めずに使い始めると、思わぬ事故につながります。
線引きは、三つに分けると整理しやすくなります。
一つ目は「個人情報」。お客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス。これは原則として入力しません。文章の下書きを頼むときも、「A 様」のように置き換えてから使います。
二つ目は「取引先の情報」。契約金額、見積もり、取引条件。自社の情報であっても、相手がある情報は相手の許可なく入力しない、が基本です。
三つ目は「社内の機密」。未公開の企画、採用の評価、財務の数字。これは、入力内容が学習に使われない設定のサービスか、社内専用の環境でのみ扱います。
設定面では、使うサービスの「入力データを学習に使わない」オプションを必ず確認し、会社のアカウントで管理します。個人の無料アカウントで業務を回すのは避けてください。
ルールを一枚にして全員が見られる場所に置く。それだけで、安心して使える範囲がはっきりし、かえって活用が進みます。




